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監視するホストを登録すると、いきなり障害報告がZabbixに上がってくる場合があります。 これは、ホストを登録する際に指定したテンプレート上に不要な監視アイテムが登録されており、それを監視したことで障害として報告されたり、監視アイテムの閾値が厳しいことで閾値をいきなり越えてしまっているのが理由です。
不要な監視や厳しい閾値は、本当の障害の報告をチェックするのに邪魔となるのでこれら不要な報告を止めていきます。
※閾値の警報は、一定時間後に落ち着く可能性があるので暫く様子をみてください。
下の画面ではZabbixサーバにおいてプロセスの75%がビジー状態である警告を出している。 この手の警告は暫くしてシステムが安定すれば警報から回復するのだが、もし警報がずっと続くようであればZabbixサーバのシステムを強化するか、警報の閾値をもう少し上にする方が良い。
閾値を変える場合、Zabbixサーバはテンプレートして"Template App Zabbix Server"と"Template OS Linux "を利用している。([設定] - [ホスト]で確認できる)
このうち、上記の警報を出していいるのは"Template App Zabbix Server"にある[トリガー]アイテムにこの設定がある。メニューから、[設定] - [テンプレート]を開き"Template App Zabbix Server"を選び[トリガー]を確認してみる。
このトリガーアイテムを開き警報を出す閾値の75%の値を85%に、警報を解除する閾値の65%を75%に変更する。
以上でこのテンプレートを使って監視を行っているサーバでは、プロセスの使用率が10ms平均で85%になるまでは警報を報告しなくなる。
テンプレートでは、アイテムを監視して閾値を越えた場合に、その状況にトリガーが実行される。 通常、トリガーによって警報がZabbix上に報告されるが、報告される情報には深刻度のステータスが表示される。
この深刻度ステータスはトリガーによって定義されているので、ユーザによってはその深刻度を変更する場合も出てくると思われるが、深刻度の変更は簡単である。
例えば、監視しているホストが変更された場合通常は”情報”の深刻度ステータスとなるが、これを変更したい場合には、テンプレート内のトリガーにある”Hostname was changed on {HOST.NAME}”トリガの深刻度を変えれば良い。
監視対象の監視アイテムのデータは定期的に収集されて、Zabbixのデータベースに一定期間保存されます。
テンプレートに登録されている監視アイテムは代表的なアイテムを収取するようにデフォルトで設定されれいるが、ユーザによっては特定のアイテム以外が収集不要かもしれません。
そのような場合、監視アイテムを無効化しておくことで、データベースへ無駄なデータが保存されなくなるううZabbixサーバへの負荷も減らせます。例えばテンプレート"Template App Zabbix Server"の”Zabbix vmware cache”のアイテム収集を無効にする場合には、[設定] - [テンプレート]で"Template App Zabbix Server"を選び”Zabbix vmware cache”のアイテムを無効にします。
こうすることで、Zabbixはこのテンプレートを使う監視対象のマシンから該当するアイテムの収集を行わなくなります。
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