最終更新日:2012年12月15日
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Webalizerは、その動作に関する記述をコマンドラインオプションまたは設定ファイル(webalizer.conf)に記述ます。設定できる内容の詳細についてはREADMEをご覧ください。以下では設定ファイルに記述すべき幾つかの内容について説明していきます。
- OutputDir ディレクトリ名 (設定例: "outputdir /var/www/html/webalizer" )
- Webalizerを実行して得られる結果を、指定したディレクトリに出力します。 この指定が無い場合には、コマンドを実行した際のカレントディレクトリに出力されます。
〔コマンドラインでの指定例〕 # webalizer -o /var/www/html/webalizer
- HistoryName 履歴ファイル名 (設定例: "HistoryName webalizer.hist" )
- 履歴ファイル名を指定します。 履歴ファイルは、Webログの統計の値について、前月までの値を保持しています。フルパス名で指定されていない場合には、出力先ディレクトリにあるものとして処理されます。
- Incremental yes|no (設定例: "Incremental yes" )
- 増分(インクリメント)処理を有効または無効にします。
増分処理は、分割されたログを処理するために以前に実行されたを失わないようにします。次回のプログラムの実行にて、保存された'内部ステータス'を読み込み、再格納されます。
〔コマンドラインでの指定例〕 # webalizer -p
- IncrementalName 増分ファイル名 (設定例: "IncrementalName webalizer.current" )
- 増分処理用の増分ファイル名を指定します。 増分処理では、Webalizerが実行されるたびに処理によって得られた内部の値を、増分ファイルに保持します。 この値は次の実行の際に読み込まれることで、継続してログを解析できるようになります。
フルパス名で指定されていない場合には、出力先ディレクトリにあるものとして処理されます。
- HostName ホスト名 (設定例: "HostName www.robata.org")
- ホスト名はすべての報告書のタイトルの中で使用され、またURLのレポートの前につけられます。 レポート中で表示されるリンクのホスト名としても利用されます。 もし、ログの解析を実際のWebサーバ以外で処理を行う場合、ホスト名として実際のWebサーバの名前を与えることで、得られるレポートにおけるリンクの処理が正しく実行できるようになります。
ホスト名がコマンドラインおよびコンフィグファイルのいずれかで指定されない場合、Webalizerは'uname'システムコールを使用して、ホスト名を決定することを試みます。
これが失敗すれば、「localhost」がスト名として使用されるでしょう。
〔コマンドラインでの指定例〕 # webalizer -n www.robata.org
- MangleAgents 0|1|2|3|4|5 (設定例: "MangleAgents 3" )
- ユーザエージェント名(ブラウザの名前)の圧縮レベルを指定します。 デフォルトは0で、エージェント名について何も加工せずに表示します。 ユーザエージェント名は、同じプログラムであっても、動作しているOSやディストリビューションによって付加されている名前があるため、デフォルトでは例え同じプログラムであっても、別のものとして扱われてしまいます。
この場合、圧縮レベルを0以外とすることで、同一のエージェントして扱えるようになります。
〔コマンドラインでの指定例〕 # webalizer -M 3
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