最終更新日:2012年12月15日
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Webalizerの導入目的の一つににはWebサーバの健全性を確認することでしょう。 また、更に重要なこととしては作成したWebコンテンツの利用度を確認するとともに、SEO(Search Engine Optimization:サーチエンジン最適化)による、各検索エンジンでの検索においてできるだけ上位に検索されるようにサイトを管理していく事と考えられます。
残念ながら、Webalizerを導入しただけでSEO対策が出来るわけではありませんが、ログ解析を行うことで自分のサイトの傾向を調査し、適正なキーワードを与えていくことで、検索エンジンにおける上位表示も可能かもしれません。
以下では、自分が行っているログ解析やSEO対策について少しだけ説明したいと思います。
Webalizerで表示されているレポートの中で、自分が行っている管理について幾つか説明していきます。
応答コードは、ユーザが普通にアクセスし表示できるページだった場合には正常であることを示す"200 - OK"がログに記録されます。 これは、特に問題ありません。 問題なのはそれ以外のコードのもので例えば、"404 - Not Found"が以上に大きなヒット数になっていますがこれは、要求されたページが見つからな無かったことを意味します。
一体、どんなページを要求してきたのでしょう。 もしかしたら、以前には存在したページを更新の時に忘れてしまい、現在は存在しない状態なのかも知れません。
Apacheでは通常のアクセスログ以外に、エラーだけを記録する"error.log"を記録できるようになっています。(通常は記録されていると思います)
そこを確認すれば、おおよそどんなファイルが"Not Found"なのか判る筈です。
万一、本来は表示させるべきページあったものが存在しなくなっていたりすると、検索エンジンによっては検索のプライオリティを下げられてしまう事があるように思われます。
このような場合には、早急にページを復旧させると良いかと思われます。
それ以外に、400の Bad Requestなども、もしかしたらサイトへの攻撃に使われたパケットを記録している可能性があるので、そのようなログのも注目しても良いかも知れませんね。
上位URL情報は、ユーザがサイトに訪問した際に、特に良く見に来るサイトのランキングです。
この中で自分が注目するのは、「ヒット数」と順位です。下の例では "squid2.0-conf.html" がトップページ以外では上位なことが判ります。 しかし、自分が注目するのは比較的ヒット数が多く、かつ順位が低いもの(例えば、順位16の "build-dns"とか、順位17とか、)に注目します。 このようなサイトは、訪問してくるユーザがいる訳ですか、なんらかのユーザのニーズにマッチした可能性があると判断できます。 であるなら、そのニーズに対する内容をできるだけマッチさせるようにサイトを変更していく事が効果的ではないでしょうか?
あとは、どんな事にひかれてユーザがこのページにアクセスしたかを検討するという作業となります。
参照元は、自分のサイトへのリンクを行っていたサイトが表示されています。 その中で検索エンジン以外の参照元には、直接、自分のサイトを紹介しているリンクが張られている可能性があります。 Googleとかの検索エンジンは、どうも多くのページでリンクされているサイトであるほど、検索時に上位に表示されるようなロジックのように思われます。
ですから、自分のサイトを紹介してくれている参照元を確認して、どんな内容に共感されたのかを確認して、その部分についてページの内容を強化していくことは、更に多くのユーザのページにリンクしてもらえる可能性があるのでは無いでしょうか?
自分が尤も重視する情報の一つで、検索エンジンでどんなキーワードを使って検索してきたかが判ります。特に、複数のキーワードを指定しているケースに注目してください。
例えば7番では、"squid"と"acl"を指定していることから、このユーザはACL関係で困っていることが判ります。であるなら、ACLについてページを充実させていくことで、このようなユーザの満足度を上げられ、ついてはリンクとして紹介してもらえる可能性が高くなると考えられます。
上記で説明した解析などの結果を踏まえ、如何にして検索エンジンの上位で表示されるようにするかを、色々と戦略を立てて実行してみてください。
すぐに効果がでることは有りませんが、おおよそ半年程度すれば効果があったかどうか判断できるでしょう。 特に重要なのは、できるだけ多くのサイトで自分のサイトをリンクしてもらうか、最低限blogとかで紹介してもらえるようにページの内容を充実させていくのが近道のような気がします。
あと、もう一つ重要なのが、他のサイトに無い情報で、かつ、よく検索されるようなキーワードについて説明したページを作ることを心がけると良いです。 そのようなページが一つできると、そこから自分のサイトに誘導するなど、幾つかの工夫を取ることで効果的に検索エンジンのインデックスにキーワードを登録してもらえるようになります。
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