最終更新日:2012年12月15日

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Webalizerのインストール

Webalizerは、ソースまたはバイナリで提供されています。 そしてインストール方法はそれぞれのタイプで違います。 しかし、どちらの場合においても、unTar / unZip によって解凍が必要です。 バイナリを使う場合には、予めディレクトリを作成しそこへchdirした後、解凍を行うようにすると良いでしょう。 解凍後、そこにwebalizer-x.xx-xxというディレクトリが自動的に作成されます。 Webalizerを更新する場合には、README.FIRSTを良く読んでください。
なお、rpmパッケージをソースファイルから作りたい場合にはこちらを参考にしてください。

バイナリ配布の場合:

解凍によって作成されたディレクトリから必要なファイルをコピーします。 コピー先は、/usr/local/bin と /usr/bin でそれぞれに対応するディレクトリからすべてコピーしてください。 また、"webalizer.1"をman用のディレクトリ(例えば、/usr/local/man/man1)にコピーすることでオンラインマニュアルにWebalizerが追加されます。(もしかしたら、'makeinfo' または類似のコマンドを実行する必要があるかもしれません
Note: 各プラットフォーム用に提供れされたバイナリはユーザが提供してくれたものです。 もし問題が発生したら、提供者に確認してください。

ソース配布の場合:

Webalizerは、Tom BoutellによるGDライブラリを必要とします。 もしあなたの環境にこれが準備できていないときは、 http://www.boutell.com/gd/ から入手してください。
【ニュースタイルのビルド】
Webalizerは新しいソースパッケージ方法として、GNUによるautoconf"configure"スクリプトを装備しています。
そしてこれは以下のような手順で実行します。

# ./configure
# make
# make install

あなたの環境に適合するようにconfigureでオプションを指定することが必要かも知れません。 

# ./configure --help

が役に立つかもしれません。 例えば、

# ./configure --with-language=<language>

は英語のメッセージの代わりにlanguageで指定した言語のメッセージが使われます。 利用できるlanguageはソースの/langディレクトリを見てください。 
例えば日本語でメッセージを表示させるなら、

# ./configure --with-language=japanese

として、configureしコンパイルするとメッセージが日本語化します。 

--with-gdlib=<path-to-gd-library>
--with-gd=<path-to-gd-headers>

Webalizerのコンパイルの際に必要な gd ライブラリとヘッダファイルを、いくつかの場所から探そうとしますが、場合によっては見つけられないことがあるかも知れません。 このオプションはこれらのものを探すために明示的な指示を与えるものです。 

--enable-dns --with-db=/usr/include/db4

(DNS機能を使うためにはバークレイDBライブラリがインストールされている必要があります)
DNS探索の機能を追加します。 これは単純にコンパイルに際し、"-DUSE_DNS"というスイッチを付けるだけです。
DNS機能を使うためには、いくつかの依存する関係が存在します。 もし、あなたのシステムがこれらの依存するものに対応していないなら、決してDNS機能を追加しないでください。

幾つかのシステムでは変わった設定をconfigureに渡さないいけないかも知れません。 あなたは環境変数によってconfigureへの変数が引き渡せます。
例えば、

# CC=c89 CFLAGS=-O LIBS=-lposix ./configure --with-language=german

あなたは、CCとしてc89を使い、様々なCFLAGSやライブラリを使うようにconfigureに指示することができます。

もしconfigureが動作しないなら、コンパイラやシステムその他の情報を知らせてください。

使い方

Webalizerを実行すると、指定したログを読み込み結果をHTMLとしてアウトプットディレクトリ(またはカレントディレクトリ)に書き出します。 あなたは様々なオプションをコマンドラインまたは設定ファイルで与えることができます。 コマンドラインの書式は、

# webalizer [オプション] [ログファイル名]

となります。
オプションとして指定できるものについては、READMEを読んでください。 ログファイル名を与えなかった場合、入力は標準入力(STDIN)から行われます。 以下はコマンドとして良く見受けられるものです。

# webalizer /var/log/html/access_log

これは/var/log/html/access_logを解析し、結果をカレントディレクトリに出力します。
他の例としては、

# webalizer -c somehost.conf

これは設定ファイルとしてsomehost.conf を読み込み、この中の情報から読み込むログファイルや出力先ディレクトリ、処理のためのオプションなどを設定します。 使えるオプションを知るには、"webalizer -h"とするかREADMEを読んでください。
webalizerが実行されると、まず、カレントディレクトリにwebalizer.confが無いか調べ、無ければ/etcの中に同名のファイルを探します。 また、最初にコマンドラインオプションで指定することもできます。 もしあなたのサーバが1つのサイトとして実行されているなら、設定ファイルを予め用意することで、webalizerのコマンドをオプションなしで実行できるようになります。
なお、/etc/webalizer.confがある場合、これによって設定された内容が強制されるので、コマンドオプションで指定する場合にはこのファイルを削除しておくか、別のファイル名にリネームすると良いでしょう。

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