- Squidのソースファイル入手し適当なディレクトリに解凍します。
# tar zxvf squid-2.5STABLE7.tar.gz
- squidのソースが解凍できたなら解凍してできたディレクトリに移り、configureを編集します。
# cd squid-2.5STABLE1
# vi configure
configureの編集箇所は次の部分です。
DEFS="-DHAVE_CONFIG_H -DAUTH_ON_ACCELERATION"
- configureを実行します。
# ./configure
- この後、通常通りコンパイルを行います。
# make
# make install
コンパイル後は、「認証」と「リバースプロキシ(透過プロキシ)」の設定をそれぞれ行えば、リバースプロキシにおいても認証機能が利用できるようになります。
RedHatやFedoraを利用しているなら、RPMパッケージでSquidをインストールしたいと思うかも知れません。 しかし、通常のRPMパッケージのSquidではリバースプロキシ(透過プロキシ)で認証機能を使うことはできません。 勿論、一度RPMパッケージのSquidをアンインストールしてから先の方法でソースファイルからインストールすれば認証の利用は可能になりますが、できればRPMパッケージのままでリバースプロキシでも認証が使いたいかも知れません。
そのような場合にはSRPMパッケージによってRPMパッケージを作り直すことで、認証が利用できるようになります。
- SRPMパッケージの入手:
まずFTPサイトからSquidの最新版のSRPMを入手します。 例えばRedHat9であれば最新のSRPMを
ftp://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/redhat/redhat/linux/9/en/os/i386/SRPMS/
とかから入手できる事でしょう。
- 入手したSRPMをインストール
# rpm -ivh squid-2.5.STABLE1-3.src.rpm
- squidのソースファイルを作業ディレクトリで解凍:
インストールしたSRPMパッケージは/usr/src/redhat/SOURCESディレクトリに展開されています。 この中にsquidのソースファイル
"squid-2.5.STABLE1.tar.gz"というファイルがあるのでこれを作業ディレクトリ(例えば/tmp)に解凍します。
# cd /tmp
# tar zxvf /usr/src/redhat/SOURCES/squid-2.5.STABLE1.tar.gz
- squidのソースが解凍できたなら解凍してできたディレクトリに移り、configureを編集します。
# cd squid-2.5STABLE1
# vi configure
以下の行を修正し"-DAUTH_ON_ACCELERATION"のステートメントを追加します。
DEFS="-DHAVE_CONFIG_H -DAUTH_ON_ACCELERATION"
編集が終わったなら、
# cd /tmp
# tar cvf squid-2.5STABLE.1.tar ./squid-2.5STABLE1
# gzip squid-2.5STABLE1.tar
# cp squid-2.5STABLE1.tar.gz /usr/src/redhat/SOURCES
その後、RPMパッケージを再構築します。
# cd /usr/src/redhat/SPECS
# rpmbuild -ba ./squid.spec
再構築が始まり、問題がなければRPMパッケージが”/usr/src/redhat/RPMS/i386”
ディレクトリに作成されます。
作成されたパッケージを使ってSquidを更新すれば、リバースプロキシでも認証が使えるようになります。