以前の名前:
動作条件:
デフォルト値: none
提案された設定:
階層における他の同類(peer)キャッシュを指定するのに以下形式を使用します。
cache_peer hostname type http-port icp-port [options]
例として:
# proxy icp
# hostname type port port options
# -------------------- -------- ----- ----- -----------
cache_peer parent.foo.net parent 3128 3130 default
cache_peer sib1.foo.net sibling 3128 3130 proxy-only
cache_peer sib2.foo.net sibling 3128 3130 proxy-only
cache_peer example.com parent 80 0 default
cache_peer cdn.example.com sibling 3128 0
- type
- 'parent'(親)、'sibling'(兄弟)、または 'multicast'(マルチキャスト)のいずれか。
- http-port:
- peer がHTTP要求を受け入れるポート番号。
他のSquidプロキシの場合、これは通常3128です。
Webサーバの場合、これは通常80です。
- icp-port:
- 隣接キャッシュにオブジェクトに関するを照会するために使用します。
peerが、ICPまたはHTCPをサポートしていない場合は0に設定します。
その他の詳細については、下記のICPとHTCPオプションを参照してください。
==== ICP オプション ====
これらのオプションを使用するときは、明示的 icp_port とicp_access を設定しなければなりません。
デフォルトはICPを用いた同類(peer)へ送信をさせません。
- no-query:
- 隣接peerへのICPクエリ(照会)を無効にします。 キャッシュの状態に関わらずpeerへリクエストを渡したい場合に指定します。
- multicast-responder
- peerとしての名前がマルチキャストグループのメンバー名であることを示します。
ICP照会は peer に直接送信されませんが、ICPの返信はそれから受けとります。
- closest-only
- ICP_OP_MISSの返答について、CLOSEST_PARENT_MISSesを送るだろう。FIRST_PARENT_MISSesは決してない。
- background-ping
- ときどき、この隣接へのICP照会を送信します。
これを使用することで、隣接への往復時間(round trip time)が更新されます。通常は、重み付けされたラウンドロビンと組み合わせて使用されます。
==== HTCP オプション ====
これらのオプションを使用するときは、明示的に htcp_port と htcp_access を設定しなければなりません。
デフォルトは HTCP を用いた同類(peer)へ送信をさせません。
- htcp:
- 隣接へのクエリに ICP の代わりに HTCP を送信します。
おそらく、"icp-port"の3130の代わりに4827に設定が必要でしょう。
このディレクティブは、以下に説明するオプションとのカンマ区切りでのリストを受け入れます
- htcp=oldsquid
- Squidの旧バージョン(2.5以前)にHTCPを送信します。
- htcp=no-clr
- 近隣へHTCPを送信します。しかし、すべてのCLRリクエストを送信しません。 only-clrと共に使用することはできません。
- htcp=only-clr
- 隣接へHTCPを送信します。しかし、CLRリクエスだけを送信します。これは、no-clrと共に使用することはできません。
- htcp=no-purge-clr
- それがPURGEリクエストに起因しない場合に限り、CLRを含むHTCPを隣接に送信します。
- htcp=forward-clr
- このプロキシが受信したすべてのHTCP CLRリクエストをpeerにフォワードします。
==== PEER 選択方法 ====
デフォルトの同類(peer)選択方法はICPで、これにより最初に応答したpeerを供給源として使用します。これらのオプションは、より良好な負荷バランシングのために使用することができます。
- default
- これはpeerが、peer選択の方法のいずれかによっても配置できない場合に、「最後の手段」として使用できる親キャッシュです。
複数指定した場合、最初に指定したものが使用されます。
- round-robin
- 任意のICPクエリがない状態でのラウンドロビン方法の中で使用されるべき、ロード・バランスの親。
weight=N は、偏り(バイアス)を追加するために使用することができます。
- weighted-round-robin
- 往復時間(round trip time)に基づいている各親の周期に、ラウンドロビン方式で使用されるべきロードバランスの親。
weight=N は、偏り(バイアス)を追加するために使用することができます。
- carp
- CARP配列として使用されるロードバランスの親。
リクエストは、CARP負荷分散ハッシュ関数に基づいてそのウェイトにより、親の間で分配される。
- userhash
- ロードバランスの親は、クライアントproxy_authやIDENTのユーザー名もとにします。
- sourcehash
- ロードバランスの親は、クライアントの送信元IPアドレスをもとにします。
- multicast-siblings
- "multicast"のキャッシュピアに使用される唯一のタイプ。
このマルチキャスト・グループのすべてのメンバーは「親"parent"」ではなく「兄弟"sibling"」の関係を持ちます。
これは、要求されたオブジェクトは、唯一の "親"キャッシュからフェッチされることになるマルチキャストグループです。
例えば、冗長Squidプロキシのプールを構成するときなどで、同じマルチキャストグループのメンバーであることは便利です。
==== PEER 選択オプション ====
- weight=N
- 任意の重み付けによるピア選択メカニズム。ピアの選択に影響を与えるために使用する。
重み(weight)は整数でなければなりません。デフォルトは1であり、大きな重みがより好まれます。
ピアリングプロトコルを使用していない場合、このオプションは、親の選択に影響を与えない。
- basetime=N
- 親の往復時間(round trip times)から減算する基準を指定します。
それは、どの親を呼び出すか推定する際に重みの計算の区分の前に引かれます。
rttが基準時間未満である場合、rttは最小値にセットされます。
- ttl=N
- このアドレスにマルチキャストICPクエリを送信するときに使用するTTLを指定します。
マルチキャストグループに送信するときにのみ有用。
ICPがランダムなホストから返答すると受け取れないので、'multicast-responder'オプションでピアを他のグループ・メンバーを形成しなければなりません。
- no-delay
- 隣接へのアクセスが遅延プール(delay pools)に影響を及ぼすのを防ぐこと。
- digest-url=URL
- デフォルトの場所ではなく、指定されたURLの場所からこのホスト用キャッシュダイジェスト(ダイジェストが有効な場合)を取得する。