Presented by 非武装エリア
最終更新日:2003年12月31日
qamil の入手はqmail のホームページである、http://www.qmail.org/を辿ることで入手できます。 以下にqmail を利用するのに必要となる各種のソフトを明示しておきますの上記サイトから辿って最新の情報を入手するようにしてください。
* qmail本体: D. J. Bernstein氏のソフトウェア配布サイト
* qmailのLocalTime対応パッチ: ftp://ftp.nlc.net.au/pub/unix/mail/qmail/ の qmail-date-localtime.patch
* ucspi-tcp: D. J. Bernstein氏のソフトウェア配布サイト
* daemontools: D. J. Bernstein氏のdaemontools関連サイト (日本語訳)
* checkpassword: D. J. Bernstein氏のcheckpwd関連サイト
* rblsmtpd: http://cr.yp.to/rblsmtpd.html の rblsmtpd-0.70.tar.gz
なお、*.patchファイルはブラウザからダウンロードする場合には[リンクをファイル名を付けて保存]とかでダウンロードしないと、テキストファイルとして表示されてしまいますので注意してください。専用のFTPクライアントツールの利用をお勧めします。
(個人的なお勧めWindows用FTPクライアント ----> RootFTP )
入手したファイルを解凍してコンパイルを行います。
# mkdir /usr/local/src/qmail [Enter]
# cd /usr/local/src/qmail [Enter]
# tar zxvf /tmp/qmail-1.03.tar.gz [Enter]
# tar zxvf /tmp/ucspi-tcp-0_88_tar.gz [Enter]
# tar zxvf /tmp/daemontools-0.76.tar.gz [Enter]
これで、/usr/local/sec/qmail 下にqmail-1.03 、ucspi-tcp-0.88 、daemontools-0.61 というサブディレクトリが作成されて、ここにソースファイルが展開されます。次にローカルタイムへの対応パッチを当てます。
# cd /usr/local/src/qmail/qmail-1.03 [Enrtr]
# patch -p1 < /tmp/qmail-date-localtime.patch [Enter]
この結果、ソースファイルの「date822fmt.c」の中が書き換わります。書き換わったかどうかは、ソースファイルを開き(# more date822fmt.c)最初の部分の”include”句が、
#include "datetime.h"
#include "fmt.h"
#include "date822fmt.h"
; :
から
#include <time.h>
#include "datetime.h"
#include "fmt.h"
#include "date822fmt.h"
; :
という4行に変わっていれば書き換えは成功しています。
qmailのインストール用のホームディレクトリを次のように作成します。
# mkdir /var/qmail [Enter]
次にqmaiに必要なユーザIDとグループIDを登録します。 まずサンプルの登録用スクリプトが INSTALL.ids というファイルであるので、
# cp INSTALL.ids IDS [Enter]
といったようにコピー後、これをエディタで開きOS毎に記述されているスクリプトの中から、自分のOSに合った部分だけを残し編集します。編集が終わったなら、
# chmod 0700 IDS [Enter]
# ./IDS [Enter]
としてユーザやグループが作成できればOKです。
もし手動でグループID、ユーザIDを登録する場合には、Linuxでは
# groupadd nofiles [Enter]
# useradd -g nofiles -d /var/qmail/alias alias [Enter]
# useradd -g nofiles -d /var/qmail qmaild [Enter]
# useradd -g nofiles -d /var/qmail qmaill [Enter]
# useradd -g nofiles -d /var/qmail qmailp [Enter]
# groupadd qmail [Enter]
# useradd -g qmail -d /var/qmail qmailq [Enter]
# useradd -g qmail -d /var/qmail qmailr [Enter]
# useradd -g qmail -d /var/qmail qmails [Enter]
を実行してください。
準備が整ったなら、コンパイルを実行します。
# make setup check [Enter]
このとき、このマシンの名前がDNSに登録されていない場合には、「config-fast」を使い
# ./config-fast ドメイン正式名 [Enter] (例: ./config-fast ms.domain.co.jp)
を実行。すでにqmailをインストールするマシンがDNSに登録されているなら
# ./config Enter]
を実行します。
続いて、スーパーサーバであるucspi-tcpをインストールします。手順は
# cd /usr/local/src/qmail/ucspi-tcp-0.88 [Enter]
# make [Enter]
# make setup check [Enter]
で完了です。
続いて、daemontoolsをインストールします。手順は
# cd /usr/local/src/qmail/admin/daemontools-0.76 [Enter]
# ./package/install [Enter]
# mkdir /var/qmail/supervise [Enter]
で完了です。
daemontools-0.76では、従来と起動の方法が変わり/etc/inittabでsvscanbootを起動してこれがsvscanを監視起動するように変更されているようです。また、svscanで監視するプログラム起動用のスクリプトは/serviceディレクトリに保存するように変更されたようです。(従来と同じ方法でも起動できるのであまり気にしなくてもいいです)
詳しいことが知りたいなら、http://cr.yp.to/daemontools.html を参照してください。
環境変数MANPATHに/var/qmail/manを追加しておく。Linuxでシェルにbashを使っている(一般的な状態)なら、/etc/bashrcファイルに以下のように記述しておくと良いでしょう。
FreeBSDの場合には、/etc/manpath.configへ指定します。
(/etc/bashrc.への記述)
# /etc/bashrcへのMANPATH export MANPATH="/usr/man:/usr/local/man:/var/qmail/man" |
(/etc/manpath.configへの記述)
MANDATORY /var/qmail/man MANPATH_MAP /var/qmail/bin /var/qmail/man |
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