Windown Server Coreでは、各種の設定はコマンドまたはPowerShellを使って行いますが、以下の設定は専用のツール(sconfig)を使っても設定できます。
- コンピュータ名の変更
- ドメイン/ワークグループへの参加切り替え
- ローカル管理者の追加
- リモート管理の構成
- Windows Updateの設定
- 更新プログラムのダウンロードとインストール
- リモート接続の許可指定
- ネットワークの設定
- 日付と時間の設定
- Windowsライセンス登録
- 再起動/終了
子マント画面またはPowerShell画面から "sconfig" を実行します。
ネットワークの設定なので、”8) ネットワーク設定”を選択します。
IPアドレスを設定する
1) IPv4 アドレスの設定
ネットワークの設定は以下のように最初に設定をするインターフェースを確認してきます。 インターフェースの番号を指定します。
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ネットワークの設定
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使用可能なネットワーク アダプター
Index# IP アドレス 説明
1 192.168.10.11 XenServer PV Network Device #0
ネットワーク アダプターのインデックス番号を選択してください (入力なし=キャンセル):
次にIPアドレスとDNSの設定画面が表示されるので、設定するものを選択して値を設定します。
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ネットワーク アダプターの設定
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NIC インデックス 2
説明 XenServer PV Network Device #0
IP アドレス 192.168.10.11 fe80::296f:9a16:c819:48ae
サブネット マスク 255.255.255.0
DHCP が有効 False
デフォルト ゲートウェイ 192.168.10.1
優先 DNS サーバー 192.168.10.11
代替 DNS サーバー 192.168.10.12
1) ネットワーク アダプター アドレスの設定
2) DNS サーバーの設定
3) DNS サーバーの設定を消去
4) メイン メニューに戻る
オプションを選択してください:
値を設定すれば以上でIPアドレスの設定は終了です。
2) IPv6 アドレスの設定
IPv6アドレスを設定したい場合には、最初にインターフェース番号をを調べる。
PS C:\ > Get-NetIPInterface
ifIndex InterfaceAlias AddressFamily NlMtu(Bytes) InterfaceMetric
------- -------------- ------------- ------------ ------------
5 イーサネット 2 IPv6 1500 25
1 Loopback Pseudo-Interface 1 IPv6 4294967295 75
5 イーサネット 2 IPv4 1500 25
1 Loopback Pseudo-Interface 1 IPv4 4294967295 75
ここで、インターフェース番号5に”イーサネット 2”という名前のインターフェースが存在していることが判る。
更に詳しい情報を確認するには次のように指定する。
PS C:\ > Get-NetAdapter -Name "イーサネット 2" | Format-List; (名前を省略するとすべてのインターフェースの情報が表示される)
Name : イーサネット 2
InterfaceDescription : XenServer PV Network Device #0
InterfaceIndex : 5
MacAddress : 46-0A-91-4E-A3-CF
MediaType : 802.3
PhysicalMediaType : Unspecified
InterfaceOperationalStatus : Up
AdminStatus : Up
LinkSpeed(Gbps) : 1
MediaConnectionState : Connected
ConnectorPresent : True
DriverInformation : Driver Date 2017-07-31 Version 8.2.1.102 NDIS 6.1
IPv6アドレスの設定は次のように行う
PS C:\ > New-NetIPAddress -AddressFamily IPv6 -InterfaceIndex 5 -IPAddress 2001:db8::55 -PrefixLength 64 -DefaultGateway -IPAddress 2001:db8::1
もしデフォルトゲートウェイをリンクローカルにしたい場合には、以下の方法で設定する。
PS C:\ > Get-NetAdapter -Name "イーサネット 2" | New-NetRoute -AddressFamily IPv6 -DestinationPrefix ::/0 -NextHop fe80::1
設定したIPアドレスを削除する場合は、以下のようにする。
PS C:\ > Get-NetAdapter -Name "イーサネット 2" | Remove-NetIPAddress -IPAddress 2001:db8::55
3) インターフェース名の変更定
インターフェースの”イーサネット 2”は、コマンドでの指定などに不便なので名前を変える場合は以下のようにする。("eth0"にする)
PS C:\ > Get-NetAdapter -Name "イーサネット 2" | Rename-NetAdapter -NewName "eth0"