グループポリシーとはActive Directoryにおける最も有効な機能の1つで、グループポリシーを使うことでActive Directoryに参加しているユーザやコンピュータの環境を一元的管理できるようになります。
一例としては、グループポリシーを使うことで各ユーザがPCを一定時間操作しなかった場合にスクリーンセーバーに移行するまでの時間を強制したり、ブラウザ(IEやEdge)のデフォルトで表示させるサイトをを強制したり、ファイルをすべてのPCに転送したり、アプリケーションプログラムを強制的にインストールしたりする事か可能になります。
GPO(グループポリシーオブジェクト)とは
グループポリシーで操作できることは、管理項目ごとにテンプレートとして定義されMicrosoftから提供されています。 提供されたテンプレートの中の個々の管理項目がGPOとなります。
例えば、スクリーンセーバーに移行するまでの「時間」は、”スクリーンセーバーのタイムアウト”としてテンプレートに用意されています。
これらのグループポリシーオブジェクトは、ユーザ毎に違う設定にすることも、特定のコンピュータだけにそれを適用することも可能です。
これによって、ADに参加中のPCやユーザはそのPC,ユーザであっても共通の環境が適用されるようになります。